(朝日新聞)

[ブエノスアイレス 19日 ロイター] - アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が19日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比0.6%増と、四半期ベースで2018年初め以来のプラス成長となった。農業の好調が成長を押し上げた。

アルゼンチンは8月11日の大統領予備選で、市場寄りのマクリ大統領が敗北して政治不安が広がり、通貨ペソが急落。債務不履行(デフォルト)に陥るとの懸念も広がり、景気の見通しが悪化している。

GDPは昨年実績が2.5%減、今年第1・四半期が5.8%減といずれもマイナス成長。政府は今年全体を2.6%減と見込んでいる。

INDECが19日発表した第2・四半期の失業率は10.6%で、前年同期の9.6%を上回った。

投稿者 荒尾保一