ブルーンバーグの情報によると、アルゼンチンのフェルナンデス次期大統領は、IMFとの債務交渉と同国の国債を保有する民間投資家との債務を巡る交渉を同時に行うとのことである。

 ただし、同時ではあるが別個に協議を行う予定とのこと。これにより、次期政権はより大きな交渉力を得るとともに、両サイドからの提案を調整する能力を確保できるとみている。

 マクリ現政権は8月、IMF及び民間の債務合計1010億ドル(約11兆200億円)の支払期日延期を目指すと発表している。フェルナンデス次期大統領は、デフォルト(債務不履行)を望まないが、現在の条件では債務履行は困難だと述べている。

投稿者 荒尾保一