現地紙の報道によると、フェルナンデス大統領とグスマン経済相は、現地時間の16日に、アルゼンチンの債券の再編案を提示する予定となっている。
これによると、債券の券面額の58~60%をカットし、元本の支払いは2025年まで停止、利息の支払いも2024年まで停止し、2024年は年利
1%、その後年0,5%ずつ上昇し、2031年に4,5%に達するとの案が示されるのではないかと推測している。
コロナ禍も加わり、アルゼンチンの金融情勢はひっ迫しており、上記案は、金融筋の予測より著しく厳しいものとなっている。
なお、最近、ドルレートも大きくペソ安に傾いており、公定レートは1ドル80ペソ後半に管理されているが、ブルーレートは、108ペソ周辺となって
いる。
投稿者 荒尾保一