アルゼンチン政府は、5月22日に支払期限の到来した503百万ドルの利息の支払いを行わなかった。これにより、同国は、9回目のデフォルトとなった。アルゼンチンは、この5億ドルの支払い能力がなかったわけではないので、いわゆるテクニカルデフォルトである。

今回の503百万ドルの利息は、マクリ政権時代の2016年に発行し、2021年、2026年、2046年に元利償還の最終期限が到来する債券の利息である。アルゼンチン政府は、6月2日まで、米投資家などと再編交渉を継続するとしている。

投稿者 荒尾保一