(外務省発表)

現地時間1月10日(火)午後3時10分(日本時間11日午前3時10分)から約40分間、アルゼンチン共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、マサ・アルゼンチン共和国経済大臣(H.E. Mr. Sergio Tomás Massa, Minister of Economy of the Argentine Republic)と会談したところ、概要以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、マサ大臣と初めてお会いすることができて嬉しい、アルゼンチンは日本にとって基本的価値を共有する「戦略的パートナー」であり、経済・貿易分野を中心に二国間関係の強化や国際社会の課題について有意義な意見交換を行いたい旨述べました。これに対し、マサ経済大臣から、林大臣のアルゼンチン訪問に対する歓迎の意が表明され、今般訪問をきっかけに両国間の経済関係を一層強化していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、リチウムや大豆等の豊富な鉱物・食料資源の供給国であるアルゼンチンの重要性は、現下の国際情勢で更に増大していると述べた上で、二国間の経済関係が拡大・深化することへの期待を述べました。また、林大臣から、自動車、資源エネルギー等の分野における日系企業のアルゼンチンへの投資について言及した上で、日本とアルゼンチンのビジネス環境の改善及び二国間の貿易・投資の促進のため、連携を強化したい旨述べました。また、林大臣から、両国経済関係の更なる強化の観点から、アルゼンチンの各種規制等の投資環境についての要望を伝えました。
  3. また、林大臣から、ロシアによるウクライナ侵略等、既存の国際秩序への挑戦が続く中、国連憲章の理念と原則に立ち戻り、法の支配の徹底をはかることが重要と述べ、マサ経済大臣とも、国際場裡における様々な課題に対して連携していく旨確認しました。

 

投稿者荒尾保一