[ブエノスアイレス 23日 ロイター] – アルゼンチンの与党連合は23日、与党・正義党(ペロン党)のマサ経済相が10月の大統領選に統一候補として出馬すると発表した。
前日に出馬を表明したデペドロ内相は計画を撤回した。与党連合は公表直後に出馬を断念したデペドロ氏に対して、個人よりも与党連合を優先したとして謝意を示した。
アルゼンチンは100%を上回るインフレに見舞われ、国民の4人に1人が貧困状態にある。正義党の支持率は低下しており、マサ氏は正義党の支持率回復という重い課題を担う。
マサ氏は昨年7月に経済相に就任。インフレ抑制と通貨アルゼンチンペソの安定を目標に掲げたが、その後も物価は急騰し、経済政策の不手際を批判する声もある。
投稿者 宍戸和郎