[ロイター 11日] – アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が11日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前月比3.7%上昇した。2月の2.4%から加速し、ロイターがまとめた予想の2.6%も上回った。
前年同月比の伸び率は55.9%で2月の66.9%からは減速したものの、予想の54.2%は上回った。ミレイ大統領の厳格な緊縮財政政策にとって大きな打撃となった。
一時は前年比で3桁台だったインフレ率はミレイ政権下で大幅に低下し、前月比ではここ数カ月、2─3%で推移している。ただ3月の数字を受け、前月比で1%に近づけるという政府目標が一段と遠のいた形になった。特に、新学期が始まった教育部門は22%と最も高い伸びを示した。
投稿者 宍戸和郎