[ロイター 16日] – アルゼンチンのカプート経済相は16日、3月は基礎的財政収支(プライマリーバランス)と公共部門の収支がともに黒字になったとXに投稿した。政府は公共支出抑制に取り組んでいる。3月の基礎的財政収支は7453億4000万ペソ(6億3433万ドル)の黒字、公共部門は3989億1000万ペソの黒字だった。ともに3カ月連続の黒字。
カプート氏は、政府がここ数カ月、輸入税減税や一時的な輸出税免除などを実施している中でも黒字が計上されたと指摘。ミレイ大統領が経済制御のため緊縮財政政策を進めていることに言及し、「第1・四半期の財政黒字は政権発足当初から掲げてきた公約の一部」と述べた。
またこれらの数字は、通年の基礎的財政黒字の対国内総生産(GDP)比が従来の1.3%から1.6%に上方修正されたことを裏付けるものだと述べた。
投稿者 宍戸和郎