[ロイター 11日] – アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が11日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前月比2.4%上昇し、伸び率は過去4年で最低となった。
伸び率はエコノミスト予想の2.8%と前月の2.7%を下回った。前年比は193%上昇し、前月の166%から鈍化した。
年間インフレ率は依然として高水準だが、4月のピークの約300%から低下しており、年末には100%に近づくと予想されている。
前月比の伸びが目立ったのは、家賃や光熱費、タバコ、アルコール、教育費だった。食品とノンアルコール飲料の値上がりは最も緩やかだった。
アルゼンチンは外貨準備の減少や資本規制、50%の貧困率という問題を依然として抱えている。ただ、ミレイ大統領が緊縮財政を進める中、インフレ率は緩やかに低下している。
投稿者 宍戸和郎