[ブエノスアイレス 5日 ロイター] – アルゼンチン経済省は5日、自主的な資産スワップのオペレーションを開始したと発表した。同国では外貨準備が急減しており、債務の返済能力が脅かされている。
同省は先週、国庫の現金不足に対する「財政支援」を行うため、スワップを検討していると表明していた。
国内債務のスワップでは、6月、7月、8月、9月に満期を迎える債務を24年8月─25年1月が満期の新たな契約に切り替える。このスワップは8日に実施する。
アナリストによると、今回のオペレーションでは10兆2000億ペソ(420億ドル)相当の債務をスワップする。債務の半分弱は民間投資家が保有しているという。
投稿者 宍戸和郎