[サン・フェルナンド(アルゼンチン)14日 ロイター] – アルゼンチン統計局が14日に発表した2月消費者物価指数(CPI)は、前年比102.5%上昇した。インフレ率が100%を超えるのは、1991年に同国がハイパーインフレに見舞われた時以来となる。
2月のCPIは前月比では6.6%上昇し、予想を上回った。年初からの伸びは13.1%に達している。
急速な物価高で商品の価格は、ほぼ毎週変わっている。
高インフレは、家計の所得や貯蓄、国内経済の成長に打撃を与え、年内に予定されている選挙で与党が勝利して政権を維持する可能性を低下させる。
政府は物価高対策を講じ、国内需要拡大するために穀物輸入の制限などに取り組んでいるが、効果はさほど出ていない。
投降者 荒尾保一