[ロイター 15日] – アルゼンチンのカプート経済相は15日、地元放送局とのインタビューで、4月の財政収支が4カ月連続の黒字になるとの見通しを示した。

昨年12月に発足したミレイ政権は、第1・四半期に約2750億ペソ(3億1100万ドル)の財政黒字を達成した。四半期ベースでの黒字は2008年以来だった。
ミレイ大統領は、物価高騰の理由として数十年にわたる過剰歳出を指摘している。4月のインフレ率は290%近くに上昇した。 もっと見る
カプート氏は「われわれは4カ月間財政収支を均衡させている」と強調し、4月も財政黒字になったと述べた。また、国際通貨基金(IMF)との新たな債務プログラムに向けた協議が間もなく始まるとの見通しを示した。
昨年の消費者物価上昇率は211%だったが、ポッセ官房長官はこの日、インフレ率が年末までに140%程度に鈍化するとの見通しを示した。
投稿者 宍戸和郎