[ロイター 11日] – アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が11日発表した2023年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が211%と、1990年代初頭以来の高い伸びとなった。

当時はハイパーインフレに見舞われ、特に食品価格が急速に上昇した時代だったが、足元でも退職した高齢者らから生活の苦しさを訴える声が上がっている。

こうした中で12月に就任したミレイ新大統領は、インフレ退治に向けて非常に緊縮的な財政措置を講じ、国庫の立て直しを目指す方針を表明。ただ、こうした政策が効果を発揮するまでには時間がかかり、当面は事態がより厳しくなる恐れがあると警告した。

12月CPIの前月比上昇率は25.5%だった。

投稿者 宍戸和郎