[ロイター 27日] – アルゼンチンのミレイ大統領は27日、通貨ペソを大幅に切り下げる「余地はない」と述べ、ペソが下落する可能性を巡る投資家の懸念に対処した。国際通貨基金(IMF)と200億ドル規模の融資の可能性について協議を進めている同国は、減少した外貨準備高の回復とペソの下支えに奮闘している。
ミレイ氏はIMFとの取引が成立した場合、アルゼンチンは「大量のドル」とわずかなペソを保有することになり、急激な通貨切り下げの余地はほとんど残らないと示唆した。資本規制の撤廃時期は、最終的なIMFとの合意でどれだけ早く新たな資金を受け取れるかに左右されるとした。
投稿者 宍戸和郎