[ロイター 1日] – アルゼンチン中央銀行は1日、政策金利を従来の40%から35%へ引き下げることを決定したと発表した。経済を苦しめてきた急激なインフレ物価が落ち着きを見せつつある中、ミレイ大統領が就任して以降、利下げ決定は7回目となる。
利下げ決定は、5月中旬以来となる。中銀は声明で「今回の決定は流動性の状況、インフレ期待の低下を踏まえた」と述べた。政府の「財政基盤の強化」にも言及した。
ミレイ政権は誕生以来約11カ月間にわたり、緊縮財政の取り組みを進めてきた。ただアルゼンチンは景気後退(リセッション)に陥っており、貧困率も急上昇している。
投稿者 宍戸和郎