[ロイター 6日] – 11月19日のアルゼンチン大統領選決選投票を前に地元調査機関アナロギアが6日公表した最新世論調査によると、与党連合の中道左派セルヒオ・マサ経済相の、リバタリアン(自由至上主義者)のハビエル・ミレイ下院議員に対するリードが縮小したことが分かった。

支持率はマサ氏が42.4%、ミレイ氏が39.7%。アナロギアが第1回投票直後に行った調査に比べ、リードが8ポイントから3ポイント程度になった形だ。なお投票先を決めていないと答えた割合は18%前後だった。

ミレイ氏は、第1回投票で3位になった野党連合の中道右派パトリシア・ブルリッチ元治安相や、ブルリッチ氏に近いマウリシオ・マクリ元大統領の支持を獲得し、足元で勢いを強めている。

ブラジルに拠点を置く調査機関アトラス・インテルの世論調査では、ミレイ氏が支持率48.5%とマサ氏の44.7%を上回っており、投票先を「分からない」もしくは白票を入れると答えたのが約7%となった。

第1回投票では多くの調査でミレイ氏優勢が伝えられたが、結局マサ氏が首位に立った。ただアトラス・インテルはマサ氏の首位を予測した数少ない調査機関の一つだ。

投稿者 宍戸和郎