[ブルームバーグ 27日] – アルゼンチンのミレイ次期大統領は26日夜、米国に向かう。12月10日の大統領就任式にブラジルのルラ大統領を招待するため、次期外相がブラジルを訪問した。
報道担当者によると、ミレイ氏はニューヨークと首都ワシントンを訪問する。ワシントンでバイデン政権高官と会談する予定であることを米当局者が確認した。
一方、ミレイ氏の特使ディアナ・モンディーノ次期外相は同日ブラジルを訪問。ビエイラ外相と会談し、来月ブエノスアイレスで行う就任式へのルラ大統領宛て招待状を手渡した。
ミレイ氏は8月に行われたブルームバーグ・ニュースとのインタビューでは、ルラ大統領を「共産主義者」と呼び自身は取引しないと述べていたが、その後は中国やブラジルなどの貿易相手国に対して攻撃的な口調を弱めている。
大統領選で当選後にミレイ氏は地元テレビに対し、ルラ氏が就任式に出席することを「歓迎する」と発言。ブラジル政府はルラ氏が出席するかどうかまだ決めていないとしている。
投稿者 宍戸和郎