[ブルームバーグ 4日] – アルゼンチンのミレイ次期大統領は自身が掲げる経済「ショック療法」について、10日の就任直後に包括案を示すことを目指している。同国主要紙ナシオンが3日に報じた。税法と労働法、政治プロセス、民営化についての改革が含まれるという。

急進的リバタリアン(自由至上主義者)であるミレイ氏は、低迷するアルゼンチン経済に揺さぶりをかけるとの公約を掲げて当選した。同紙がミレイ氏に近い匿名の党幹部を引用して報じたところによると、通常は閣僚の任命に使われる法案で同改革案を提案する見通しだ。

改革案は未だ最終決定されていないが、鉱業や石油などの分野での規制緩和、税制の簡素化、一部国営企業の民営化などが含まれるという。

投稿者 宍戸和郎