[13日 ロイター] – 中南米金融市場では、域内通貨の大半が上昇した。米国のインフレ鈍化が米利上げサイクルの終了を早めるとの見方を背景にドルが下落した。ブラジルレアルとチリペソがそれぞれ0.5%、0.3%上昇した。米インフレ統計を受け、ドルは昨年4月以来の安値に急落した。

一方、アルゼンチンペソは非公式な「闇市場」で0.9%下げ1ドル=512ペソと過去最安値を付けた。6月のインフレ率が前月比6.0%上昇とロイター予想の7.0%上昇を下回った。

ペルーソルは0.2%上昇し2020年11月以来の高値水準を維持。コロンビアペソは0.9%高となり、3週間ぶりの高値をつけた。メキシコペソは0.4%下落。12日には15年12月上旬以来の高値を付けていた。

MSCI中南米株価指数は1.3%上昇。ブラジルのボベスパ指数が1.4%上昇した。

投稿者 宍戸和郎