[時事 27日] – 中国製の電気自動車(EV)バスがこのほど、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで運行を開始しました。

最初に稼働した12台のEVバスは、中国の大型トラック用エンジン製造大手、濰柴グループ傘下のバス製造企業の揚州亜星客車が生産した車両で、ブエノスアイレス市初のEVバス路線を運行します。同路線はサンマルティン広場など複数の商業・歴史・文化のランドマークを経由し、全長12.3キロで36の停留所が設置されています。

ブエノスアイレス州インフラ局のパブロ・ベレシアルトゥア局長は、これらの車両は現在世界で最も先進的なEVの一つで、騒音が小さく、有害なガスや化学物質を排出せず、都市環境の改善に役立つと述べ、また「ブエノスアイレスは国際的な都市であり、中国は目下世界で最も競争力と技術発展潜在力を有する経済体の一つであり、持続可能な交通分野で最前線に立っている。われわれは中国とより深い協力の展開を望んでいる」との考えを示しました。

揚州亜星客車は、主にハイブリッドバス、EVバスおよびCO2 の排出量が低い高級バスなどを生産し、北米、オーストラリア、東ヨーロッパ、東南アジア、ロシア、中東、アフリカなどの地域で販売しています。

投稿者 宍戸和郎