[外務省 30日] – 8月30日、午後12時40分から、林芳正外務大臣は、訪日中のサンティアゴ・アンドレス・カフィエロ・アルゼンチン共和国外務・通商・宗務大臣(His Excellency Mr. Santiago Andrés Cafiero, Minister of Foreign Affairs, International Trade and Worship of the Argentine Republic)との間で、日・アルゼンチン外相会談(約35分間)及びワーキング・ランチ(約55分間)を行ったところ、概要は以下のとおりです。

 なお、30日は、カフィエロ外務・通商・宗務大臣の誕生日であることから、ワーキング・ランチでケーキを提供し祝福しました。

  1. 冒頭、林大臣から、カフィエロ外務・通商・宗務大臣の初の訪日を歓迎し、日・アルゼンチン外交関係樹立125周年の本年に相互訪問できたことを嬉しく思うと述べました。また、外交官交流に関する覚書への署名を歓迎しました。
  2. 両外相は、二国間関係の一層の強化に向けて意見交換を行い、貿易、投資、南極等での科学技術協力を両国間で推進させる旨合意しました。
  3. 今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、林大臣から、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、カフィエロ大臣は、IAEAを信頼しており、その協力の下での取組を支持する旨述べました。
  4. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略を始め、地域情勢及び国際場裡における協力に関し、意見交換を行い、来月のG20ニューデリー・サミット及び国連総会ハイレベルウィークで引き続き連携していくことで一致しました。

投稿者 宍戸和郎