[AFP 19日] – アルゼンチンは18日、極右のハビエル・ミレイ大統領が推進する銃器所有の自由化政策の一環として、国民が半自動小銃(セミオートマチックライフル)やアサルトライフル(突撃銃)を所有することを30年にわたり禁止してきた法律を撤廃した。
官報に掲載されたこの改革は、いわゆる「合法的な使用者」が「軍用銃器から派生したアサルトライフル、カービン銃、サブマシンガン(短機関銃)に類似した、着脱式マガジンを備えた半自動小銃の取得・保有」を認めるもの。これまで、こうしたカテゴリーの武器の取得・保有は軍に限定されていた。
ミレイ氏は下院議員時代に武器の自由な携帯を擁護していたが、2023年大統領選では銃器所有の規制を完全に撤廃する計画はないと述べていた。だが、ミレイ政権は、アルゼンチンの銃規制を大幅に緩和している。2024年後半には、銃を所有できる年齢が21歳から18歳に引き下げられた。今年5月には、スポーツ目的で銃を使用すると申告する民間人向けに、オンラインでの銃所持許可証の申請手続きを迅速化した。
投稿者 宍戸和郎