清泉女子大学(東京都品川区)では5月から6月にかけて「大使館シリーズ」として、同大の国際交流センターが3カ国(カナダ・アルゼンチン・オーストラリア)の大使館と連携したオンラインの企画を実施した。

 

 5月18日に「カナダ外交官によるランチタイムミニレクチャー」、6月3日に「アルゼンチン外交官ランチタイムトーク」、6月22日に「オーストラリア外交官によるランチタイムミニレクチャー」と題し、それぞれの国の大使館と連携したオンラインイベントを実施。
 参加した学生からは「外交官の方と直接話せる機会はあまりないので、嬉しかった」「英語の勉強をもっと頑張ろうと思った」等のコメントがあった。
 このうち、アルゼンチン大使館との交流は次の通りであった。

「アルゼンチン外交官ランチタイムトーク」(6月3日)
アルゼンチン(公用語がスペイン語)に興味を持つスペイン語スペイン文学科の学生や教職員合わせて36名が参加。
創立者のシスター エルネスティナ・ラマリョがアルゼンチン人であるという縁や、日本アルゼンチン修好120年の2018年に同大でアルゼンチン関連イベントを行った経緯もあり、同国大使館とは定期的に交流が続いている。
今回は、在日アルゼンチン大使館書記官のマルティン・コスタンソ氏がアルゼンチンの多様な地理、人種、文化について紹介し、その後は同国に関するクイズなどで楽しみながら理解を深めた。
質問タイムでは、最初は恥ずかしがっていた学生が多かったが、指名されるとスペイン語・英語・日本語で「日本でも作れるアルゼンチン料理は?」「なぜ外交官になったのか?」「日本の印象は?」「アルゼンチンのコロナの状況は?」など多くの質問が出て、予定時間をオーバーするほど交流が盛り上がった。

投稿者 荒尾保一