[ロイター 11日] – ベッセント米財務長官が来週ブエノスアイレスを訪問し、アルゼンチンのミレイ大統領ら政財界幹部らに経済改革への支持を表明する。米財務省が10日明らかにした。
ベッセント氏は声明で、「アルゼンチン経済について前向きに議論し、両国が重要な経済関係をさらに深める方法を模索するのを楽しみにしている」と述べた。14日に始まる今回の訪問は長官就任後初の外遊となる。
直前に当たる11日には、国際通貨基金(IMF)理事会がアルゼンチンに対する計200億ドルの融資を承認する見込み。ミレイ政権は、融資資金の約40%を前払いで拠出するよう求めている。アルゼンチンは、3桁台のインフレ、景気後退(リセッション)、純赤字が続く外貨準備高の危険な減少から脱却しつつあり、IMFとの合意は数十年来最悪の経済危機を克服する上で鍵となる。
投稿者 宍戸和郎