サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は18日(日本時間19日)、ドーハ近郊のルサイル競技場で決勝が行われ、アルゼンチン代表が延長を終え3―3からのPK戦の末にフランス代表を退け、マラドーナを擁した1986年メキシコ大会以来、3度目の世界一に輝いた。今大会が「最後のW杯になる」と公言しているメッシが、悲願のW杯トロフィーを手にした。前回大会王者のフランス代表は、史上3か国目の連覇を逃した。

 アルゼンチンは24分にメッシがPKを冷静に決めて先制するなど、メッシを中心に優位に試合を進めた。一方、フランスはエムバペがハットトリックの活躍で2度のビハインドを追い付く粘りを見せたが、最後はPK戦で力尽きた。

PK戦の末、フランスを破って優勝を決め、喜ぶメッシ(右下)らアルゼンチンの選手たち=里見研撮影