[ロイター 8日] – 国際通貨基金(IMF)は8日、アルゼンチンに対して48カ月にわたって計200億ドルを融資することで同国と事務レベルで合意したと発表した。実施には理事会による承認が必要となる。
声明によると、理事会は数日中に合意内容を検討する見通し。IMFの情報筋は、その段階で最初の融資実行額が明らかになるとの見通しを示した。
IMFは合意について「(アルゼンチン)当局が強力な財政をアンカーとし、初期段階で経済の安定化を見事に進展させ、急速なディスインフレと経済活動および社会的指標の回復をもたらした」ことを踏まえたものだと説明した。
アルゼンチンは、投資を阻む資本規制を撤廃するとともに、減少している外貨準備高を強化し、インフレから抜け出すために200億ドルの融資を切望している。アルゼンチンのミレイ大統領はIMFの発表を受け、Xでカプート経済相をたたえた。
投稿者 宍戸和郎