[ロイター 30日] -国際通貨基金(IMF)は30日、世界経済見通し改定の一環で、アルゼンチンの今年の経済成長予測をプラス2.8%からマイナス2.8%に下方修正した。
中南米・カリブ地域の今年の経済成長予測はプラス1.9%。昨年10月時点の予測を0.4%ポイント下回った。ブラジルとメキシコの経済成長予測は小幅に上方修正した。
IMFは「今年の(中南米・カリブ地域の)予測修正はアルゼンチンのマイナス成長を反映している。アルゼンチンはマクロ経済の安定を取り戻すため大幅な政策調整を進めている」と述べた。
ブラジルの今年の経済成長予測は0.2%ポイント上方修正し、1.7%。メキシコの経済成長予測は0.6%ポイント上方修正し、2.7%とした。
新興国・途上国全体の今年の経済成長予測は4.1%。従来予測は4.0%だった。
投稿者 宍戸和郎