(外務省プレスリリース)
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写真提供:内閣広報室
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写真提供:内閣広報室
本27日,午後2時25分ごろから約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,G20大阪サミット出席のため訪日中のマウリシオ・マクリ・アルゼンチン共和国大統領(H.E.Mr.Mauricio Macri, President of the Argentine Republic)と首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,安倍総理大臣から,マクリ大統領の2年ぶりの訪日を歓迎するとともに,「この4年間で4回の首脳会談を実施できたことは,日・アルゼンチン関係にとって画期的なことである」旨述べました。二国間関係について,「マクリ大統領が進めてきた自由で開放的な経済政策を支持している」,「今般の日・アルゼンチン租税条約の署名を歓迎する」,「日本では国会の承認が得られた日・アルゼンチン投資協定の早期発効を期待する」,「両国の貿易・投資を更に促進させたい」と述べました。また,安倍総理大臣は,若者の交流拡大の観点から,「ワーキングホリデーの枠を現行の200名から2020年には400名に倍増する」と述べました。これに対し,マクリ大統領からは,再会できて光栄である,昨年はG20首脳会議出席のため安倍総理にブエノスアイレスまでお越し頂き,本年は自分が訪日することができた旨述べた上で,貿易や技術協力を始めとした両国間の戦略的パートナーシップの深化について言及がありました。
- また,両首脳はG20大阪サミットの議題である自由で開かれた,包摂的かつ持続可能な社会の実現等について意見交換し,安倍総理大臣から,「G20トロイカ(注)として緊密に連携し,議論を進めてこられたことに感謝する」,「昨年のブエノスアイレス・サミットの成果を基にG20が結束し世界の課題に取り組む姿を示すことが重要である」と述べたのに対し,マクリ大統領からはできるだけの協力をしたいと応じ,両首脳の間でサミットの成功にむけて協力を確認しました。
- 両首脳は今後,両国間で二国間関係及び国際場裡における協力関係を推進していくことで一致しました。
(注)前期,今期,次期議長国の3か国の意
投稿者 荒尾保一