[時事 8日] – 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は7日の定例会見で、経済危機に陥っているアルゼンチンに関し、ハイパーインフレを抑え込むには「強く、信頼できる中央銀行が求められる」と強調した。10日に就任するミレイ次期大統領は選挙公約で、中銀の廃止や法定通貨の米ドル化を訴えていた。
アルゼンチンは年率100%超の高インフレに見舞われ、外貨準備の水準も極めて低い状況にある。コザック氏は、同国の経済立て直しには「強固で信頼でき、政治的な支持を受けた経済安定化計画が必要だ」と指摘した。
投稿者 宍戸和郎