[ブエノスアイレス 20日 ロイター] – アルゼンチン中央銀行は20日、政策金利を75%に据え置いた。9月のインフレ指標が予想よりも落ち着いた内容となったことを受けた。

中銀は今年1月から前月まで、会合ごとに積極的な利上げを実施。政策金利は年初の38%から大幅に上昇している。

中銀は「物価動向を引き続き注視していく」とした。

また「通貨供給量の注意深い管理や、物価形成に悪影響を及ぼす可能性のある過度な金融変動回避を目的とした介入」へのコミットメントを強調した。

9月のインフレ率は前月比6.2%と前月から鈍化し、アナリスト予想(6.7%)を下回った。コアインフレ率は5.5%だった。

ただ、通貨ペソ安などを背景にインフレ率は前年比で今年末までに100%を超えるとみられている。9月の前年同月比上昇率は83%だった。

投稿者 荒尾保一