(ロイター) アルゼンチンをデフォルト(債務不履行)状態から脱却させることを目指す交渉が17日、行き詰まった。当局者と一部の主要債権者の対立が深まっている。

事情に詳しい複数の関係者によると、2つの債券保有者グループが今週、提案を行ったが、アルゼンチンと債権者側は妥協点を見いだせなかった。政府とアド・ホック・ボンドホルダー・グループが17日遅くに出した声明は、債権者側が交渉を「失敗」と評するなど両者間の緊張の高まりを示した。

こうした状況は約650億ドル(約6兆9400億円)の債券が予見可能な将来においてデフォルト状態にとどまる恐れを示唆している。アルゼンチンは新提案の期限を4回にわたる延長の末、19日に設定したが、同国は5月以降デフォルト状態にあるため、期限による実質的な影響はない。

アド・ホック・ボンドホルダー・グループは声明で「債券保有者の交渉が失敗したことを踏まえ、当方は現在、われわれの能力で利用できるあらゆる権利や改善措置を検討している」とした。一方、アルゼンチンは声明で、主要債券保有者グループとの間で調整できないとみられる見解の相違が交渉過程で示されたと説明した。

アルゼンチンの新提案によると、同案には来年にも0.125%の利払いを開始することや、一部の債券について名目ベースのヘアカット(減免)を3%に減らすことなどが含まれていた。

投稿者 荒尾保一