[ロイター 25日] – アルゼンチン大統領選で得票率が2位だった右派で野党のハビエル・ミレイ下院議員は25日、得票率3位だったパトリシア・ブルリッチ元治安相の支持を取り付けた。11月の決選投票に向け大きな弾みをつけた。
22日の大統領選では反米左派で与党連合のセルヒオ・マサ経済相が約37%の票を獲得。ミレイ氏の約30%、ブルリッチ氏の約24%を上回り、トップとなった。
投票で当選を決めるには、45%以上の得票率獲得、もしくは40%以上で2位候補に10ポイント以上の差をつけることが必要だった。どの候補者も当選条件を満たせなかったため、マサ氏とミレイ氏が11月19日の決選投票に進むことになった。
ブルリッチ氏はこの日、記者団に「アルゼンチン国民の大多数は変化を選んだ。われわれはその変化の一翼を担っている」と述べ、中立という選択肢はないと強調。「より大きな目標のために(ミレイ氏と)力を合わせなければならないと信じている」と述べた。
投稿者 宍戸和郎