[ロイター 27日] – アルゼンチンのミレイ次期大統領は28日、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談する。ホワイトハウスが27日確認した。
これに先立ち、ミレイ氏はニューヨークでクリントン元大統領と昼食を共にした。極右のリバタリアン(自由至上主義者)であるミレイ氏と民主党のクリントン氏の対面は驚きを持って受け止められている。
ミレイ氏は今月の大統領選で勝利。米国は初の外遊先となった。
ミレイ氏の事務所によると、同氏は27日、経済相の最有力候補であるルイス・カプート元中央銀行総裁や選挙運動本部長を務めた妹のカリーナ・ミレイ氏など少数のアドバイザーとともに米ニュージャージー州に到着。有名な正統派ユダヤ教のラビ(指導者)の墓を訪れた後、クリントン氏と対面した。
ミレイ氏の経済顧問は28日に米政府の金融担当高官と面会し経済の優先課題について協議する予定。
国際通貨基金(IMF)関係者との会談も予定されている。経済のドル化や中央銀行の廃止などミレイ氏の経済政策について説明する方針だ。
投稿者 宍戸和郎