(ブルームバーグ)

アルゼンチン経済は1-3月(第1四半期)に2018年以降では最速のペースで拡大した。農産物価格の上昇により輸出が増加したほか、設備投資や個人消費も昨年の落ち込みからの回復が続いた。

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が23日発表した1-3月の国内総生産(GDP)は前期比2.6%増と、ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値の2.3%増を上回った。前年同期比では2.5%増と、3年ぶりの伸び率となった。

  輸出は前期比19.2%増と、大豆製品など商品価格の上昇を背景に急増した。設備投資は同6.1%増だった。

  中央銀行がまとめた月次のエコノミスト調査によると、4-6月(第2四半期)はマイナス成長が見込まれているが、通年では17年以来のプラス成長になると予想されている。

投稿者 荒尾保一