(ブルームバーグ)

パリクラブ(主要債権国会議)は31日が期限のアルゼンチンの24億ドル(約2620億円)の債務支払いについて、一定の条件が満たされた場合、遅延を容認する方針だ。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

関係者の1人によると、パリクラブは31日に支払いがなかった場合もデフォルト(債務不履行)を宣言しない。同国が国際通貨基金(IMF)と450億ドルの債務再編で合意できることをパリクラブは期待しているという。協議は非公開だとして関係者が匿名を条件に語った。

同関係者はIMFとの合意が10月のアルゼンチン中間選挙の後になる可能性があるとも述べた。パリクラブが求めている条件は明らかにしなかった。

 パリクラブ事務局は電子メールや電話での取材に応答していない。

投稿者 荒尾保一