ブラジル大統領選挙でルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバが勝利したことは、地域統合の基盤としてブラジリアとブエノスアイレスの関係を回復し、両国間の貿易とアルゼンチンの成長ペースに有利な要素を追加するとして、アルゼンチン政府に楽観的に受け入れられた。

カサ・ロサダでは、両政権間のより大きな政治的調和のプラスの効果が、特に経済分野だけでなく、メルコスールの最大のパートナーの大統領として選出されたルーラ大統領とフェルナンデス大統領の間に構築された信頼関係に基づいて、グローバルな議論における地域の位置付けにおいても、より良好なレベルに移されると信じられている。

アルベルト・フェルナンデス大統領自身は今夜、ラジオ10との対話で最初の評価を行った際に分析し、何よりもアルゼンチンを支援するブラジルの指導者の意欲と関心を評価した。

ルーラとフェルナンデスを結びつける友情の関係、両指導者の進歩的な性格、そして国際的な議題の中心的な側面の調和は、アルベルト・フェルナンデス政権と極右のジャイール・ボルソナロの間のつながりを特徴付ける氷のような関係とは対照的である。大統領選挙の途中で、ルーラはボルソナロがアルゼンチンとの恒久的な「愚かな」対立に直面していると非難した。

外交レベルでは、アルゼンチン外務省は、ルーラ大統領のが、この地域でより積極的な役割を果たし、メルコスール、ほぼ絶滅したUnasur及びボルソナロのブラジルが撤退したブロックであるラテンアメリカおよびカリブ諸国共同体(CELAC)を再加入が行われるとみている。

一方、ブラジルは、世界経済の3分の1、地球の人口のほぼ半分を占め、世界の総生産の成長に50%貢献しているロシア、インド、中国、南アフリカと共有するブロックであるBRICSの有力国である。

アルゼンチンは、BRICSへの参加を希望しているが、元ブラジル大統領のキャンペーンチームの一員であった元ブラジル外務大臣兼国防相のセルソ・アモリムは、ルーラはアルゼンチンのBRICS加盟を支持していると述べた。

投稿者 荒尾保一