(外務省発表)

現地時間1月10日(火)午前11時40分(日本時間同日午後11時40分)から約55分間、アルゼンチン共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、フェルナンデス・アルゼンチン共和国大統領(H.E. Mr. Alberto Fernández, President of the Argentine Republic)を表敬訪問したところ、概要以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、フェルナンデス大統領と初めてお会いすることができて嬉しい、また、ワールドカップ・カタール大会で、優勝したアルゼンチン代表チームの活躍は日本でも多くのファンに感動を与えた、約6万5千人の日系社会を介した絆も大切にしたい旨述べました。これに対し、フェルナンデス大統領から、林大臣のアルゼンチン訪問に対する歓迎の意が表明され、今般訪問をきっかけに貿易、投資、科学技術を含む二国間関係を一層強化するのみならず、幅広く国際情勢についても対話し、連携していきたい旨述べました。
  2. 林大臣から、アルゼンチンは基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、本年の外交関係樹立125周年のモメンタムを活かし、二国間関係を一層強化したい、世界的な鉱物・食料資源国であるアルゼンチンの重要性は、現下の国際情勢で更に増大しており、大きなポテンシャルを有する両国の経済関係強化のため、よく連携したい旨述べました。
  3. また、両者は、ロシアによるウクライナ侵略、東アジア情勢等の国際情勢につき意見交換を行い、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現に向けて協力していくことで一致しました。

投稿者荒尾保一