[乗りものニュース 15日] – アメリカ国務省は2023年10月12日、デンマークにあるF-16戦闘機のアルゼンチンへの売却と、同国の困難な経済状況の中で、機体を購入するための融資プランを正式に承認したと発表しました。
アメリカ国務省は2023年10月12日、デンマークにあるF-16戦闘機のアルゼンチンへの売却と、同国の困難な経済状況の中で、機体を購入するための融資プランを正式に承認したと発表しました。
アルゼンチンの次世代戦闘機の候補としては、ほかに中国とパキスタンが共同開発したJF-17「サンダー」やインド国産機である「テジャス」が残っています。この2機にはアルゼンチンへの輸出が許可されていないイギリス製の射出座席が搭載されていますが、別の射出座席を搭載する提案も出ています。
あとはアルゼンチンがアメリカの案を受け入れるか、ほかの国の案を受け入れるかですが、2023年の年インフレ率が100%を超えることが確実視されるなど、経済危機を迎えているアルゼンチンが、今後どういう方針を取るかはまだ不透明です。
アルゼンチンに購入許可が降りたデンマーク空軍のF-16(画像:デンマーク空軍)
投稿者 宍戸和郎