(NHK)

茂木外務大臣は、訪問先のアルゼンチンでソラー外相と会談し、現地に進出する日本企業のビジネス環境の向上に向けて、企業への二重課税などを防止する租税条約の締結など法的枠組みの整備を進め、両国の経済関係を一層強化していくことで一致しました。

中南米5か国を訪れている茂木外務大臣は、日本時間の8日未明、3か国目となる訪問先のアルゼンチンで、ソラー外相と2時間余り会談しました。

この中で茂木大臣が「アルゼンチンに進出する日系企業の数が4年間で倍増するなど両国の経済関係は拡大・深化している」と述べたのに対し、ソラー外相も「アルゼンチン経済に日本企業が重要な役割を果たしている」と応じました。

そのうえで、両外相は、ビジネス環境の向上に向けて、企業への二重課税などを防止する租税条約の締結など法的枠組みの整備を進め、両国の経済関係を一層強化していくことで一致しました。

また、これに先立って茂木大臣はフェルナンデス大統領と会談し、中南米地域への進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現に向けて協力していくことを確認しました。

投稿者 荒尾保一