(ブルーンバーグ)
アルゼンチンのグスマン経済相は、440億ドル(約4兆5800億円)の融資返済で国際通貨基金(IMF)と早期合意に達する公算は小さいとの見通しを示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)がインタビューを基に報じた。
FTによると、政府は新たな支援プログラムを急いでおらず、通貨の安定維持は可能だと、グスマン氏は説明。中国からの追加支援を模索する必要もないと述べた。
同紙によると、グスマン氏は、ペソの公定レートと並行レートの乖離(かいり)が問題となっていることを認めたが、通貨切り下げの可能性は低いとの見方を示したほか、ペソ切り下げを求める声は時間の経過とともに弱まっていると指摘した。
投稿者 荒尾保一