ブラジルとウルグアイの国境に接するアルゼンチン北部コリエンテス州では、今年1月中旬から大規模な森林火災が続いている。また、火の手は州中心部にあるイベラ国立公園にも迫り、多くの動物や植物が犠牲となっている。
アルゼンチンでは昨年末から長引く干ばつと高温に伴い、複数の地域で森林火災が発生。この火災で、コリエンテス州では同州では州全体の6%以上にあたる約60万ヘクタール以上が焼失した。
また、世界最大級の湿地帯であるイベラ国立公園では、火災によりアメリカヌマジカなどの絶滅危惧種やアリゲーター、鳥類380種以上など多くの野生生物が死亡したり負傷するなどの影響を受けている。
現在、消防隊員や警察、地元ボランティアなどが消火活動にあたっているが、鎮火のめどはたっていない。アルゼンチン農村協会(SRA)によると、これまでの被害総額は268億円に上るという。
1月中旬から続く大規模な森林火災(アルゼンチン・コリエンテス州イトゥサインゴ近郊、19日) - Sputnik 日本
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投稿者 荒尾保一