[ブルームバーグ IMF News Report (仮訳)13日] – アルゼンチンのインフレ率は先月、30年以上前にハイパーインフレから脱却して以来の年間最高水準に加速し、今週末の大統領選挙を前に経済の悲惨な状況を浮き彫りにした。10月の消費者物価は前月比で8.3%上昇した。本日発表された政府公式データによると、年間インフレ率は142.7%となったが、予測はわずかに下回った。通信、衣料品、家庭用品が10月の物価上昇を牽引した。アルゼンチン国民は11月19日、セルヒオ・マッサ経済相とハビエル・ミレイ議員の決選投票によって次期大統領を選ぶ。ミレイ氏は、3桁の物価上昇を阻止する抜本的な解決策として、中央銀行の閉鎖と経済のドル化を提案している。

投稿者 宍戸和郎