[ブルームバーグ、IMF News Report (仮訳)] – アルゼンチンの月間インフレ率は予想外に6カ月ぶりに鈍化し、物価上昇圧力が非常に高いままでも連鎖を断ち切った。5月の消費者物価は7.8%上昇した。過去1年間でインフレ率は114.2%に加速し、アルゼンチン経済がハイパーインフレから脱却した1991年以降で最も高い年率となった。本日発表された政府統計によれば、5月の物価上昇率は公共料金、観光、医療が上位を占めた。アルゼンチンの中央銀行理事会は、木曜日に開催される週次会合で、インフレ率の低下を理由に主要指標金利を据え置くと予想されている。干ばつはアルゼンチンの慢性的なドル不足を悪化させ、農産物の輸出は推定200億ドル減少した。今年4月までの農産物輸出は、2022年の同時期に比べ、42%減少している。

投稿者 宍戸和郎