[時事 27日] – アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が24日、米首都ワシントン近郊で開かれた保守系政治集会「保守政治行動会議」に出席した際、ドナルド・トランプ元米大統領と共に「アルゼンチンを再び偉大に」と気勢を上げる場面があった。≪写真は米首都ワシントン近郊で開催された「保守政治行動会議」の会場で握手するドナルド・トランプ前米大統領〈左〉とアルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領〈右〉。アルゼンチン大統領府提供≫
特徴的な頭髪から不規則発言、伝統的な政治手法に否定的なことでも類似する両者はそれぞれの演説後に面会。写真撮影に臨む際、トランプ氏は自身のキャッチフレーズ「アメリカを再び偉大に」をもじり、「アルゼンチンを再び偉大に」と語った。
ミレイ氏も演説の際、世界は社会主義のせいで「危機」に直面しているとし、「『アルゼンチンを再び偉大に』することを諦めない」と強調した。
右派のミレイ氏は昨年行われた大統領選で、数十年続く経済危機に対する国民の怒りを追い風に当選。大規模な規制緩和や通貨ペソ切り下げ、各種補助金の削減などの経済改革を断行している。

投稿者 宍戸和郎