[ブエノスアイレス 2日 ロイター] – アルゼンチン中央銀行は2日、同国と中国の間で結んでいる通貨スワップ協定で自由に使える枠を従来の350億元から2倍の700億元(99億ドル)に拡大したと発表した。減少している外貨準備を下支えする要因となる。

同中銀によると、両国は全体規模1300億元の通貨スワップ協定をさらに3年間延長することで合意し、その中で自由に使える金額の枠を増やした。

アルゼンチンのマサ経済相とペッシェ中銀総裁は2日までの週に中国を訪問し、中国の当局者との間で金融、リチウムおよびエネルギーへの投資、農業貿易などについて協議した。

中国人民銀行(中央銀行)の声明によると、同中銀の易綱総裁はマサ、ペッシェ両氏と会談し、経済・金融情勢などについて話し合った。

投稿者荒尾保一