[ロイター 11日] – アルゼンチン中央銀行は11日、政策金利を10%引き下げて70%とすることを決めた。

昨年12月のミレイ大統領就任以降で利下げは3回目。足元で年率275%を超える物価上昇率を抑え込むことに対する政権の自信を表している。
中銀は声明で、物価上昇率が大きく減速していると指摘。大統領が就任してからマネタリーベースが相当減少し、流動性の吸収と物価押し下げに寄与していると付け加えた。
12日には3月の物価上昇率が発表される。前月比上昇率のアナリスト予想は12%だが、政府は10%強になるはずだとの見方を表明している。いずれにしても、大幅な通貨切り下げを受けて25%超に達した12月からは鈍化が進むことになる。
投稿者 宍戸和郎