[ロイター 11日] – 11日のアルゼンチン金融市場は、前日に就任したミレイ新大統領による経済改革を見極めようと大半が慎重な値動きとなった。

通貨ペソの公式レートは下落、ドル建て債券価格は小幅安となった。株式は大半が上昇し、海外で取引されている銘柄(.MIAR00000PUS)は0.2%高、国内の主要株価指数であるメルバル指数(.MERV)は約4%高で最高値を付けた。

ミレイ氏は10日の演説で、経済危機から脱するには急激で痛みを伴う改革以外に選択肢はないと強調。歳出削減を通じた国内総生産(GDP)の5%に相当する財政調整に言及した。

政府報道官はカプト新経済相が12日に主要な措置を発表すると述べた。

資産運用大手abrdnの新興国ポートフォリオマネジャー、ビクトル・サボ氏は「多くの人がミレイ氏に投票した理由は経済改革ではなく、他の候補者を支持しなかったからだ」とし、市場の時間を稼ぐことはできても、過去50年で大衆救済路線のペロン主義に慣れた国民に対し、困難が待ち構えていると説明するのは難しいと指摘した。

投稿者 宍戸和郎