AFP=時事の報道によると、ボリビアのエボ・モラレス前大統領は、亡命先のブエノスアイレスで、米国がボリビアの潤沢なリチウム資源を手に入れるためにクーデターを支援し、これによって自身は退陣に追い込まれたと語ったとのことである。
ボリビア初の先住民族出身の大統領だったモラレス氏は、10月の選挙で、4期目の当選を果たした。この選挙には不正があったと広く非難され、抗議デモが3週間近く続いたのち、同氏は11月10日に大統領を辞任した。
モラレス氏は、ボリビアには1万6000平方キロにわたる世界最大のリチウム鉱床があるが、ボリビアがリチウム採取の協力相手に米国ではなく、ロシアと中国を選んだことを、米政府は「許していない」と述べた。
投稿者 荒尾保一