2023年3月31日、山内弘志アルゼンチン駐箚日本国特命全権大使が極地研を訪問されました。

日本もアルゼンチンとともに、南極条約原署名国として、長期に渡り通年基地を運用し、科学的価値の高い観測を実施しており、極地研はアルゼンチン共和国国立南極局(Dirección Nacional del Antártico: DNA)との間で、2017年に包括的な研究協力を目的とする協定を交しました。アルゼンチンは南極のゲートウェイ都市の一つであるウシュアイアや、南極半島の複数の基地を通して、各国の観測隊や研究者の活動をサポートしており、そのような貢献は南極研究コミュニティにおいても大きく評価されています。

中村卓司・極地研所長らから研究所の活動や日本の南極観測事業を中心とする南極研究の概略について説明を行い、将来的な研究交流などについて意見交換が行われ、その後、山内大使は、南極・北極科学館において、深層掘削ドリルやTACHIHIオーロラシアターなどの展示を視察されました。

山内大使(右から3人目)と中村所長(右から4人目)

南極・北極科学館を視察する山内大使(右)

投稿者荒尾保一