審理が続いていたサンタクルス州のビアリダード公共事業をめぐる汚職裁判において、ディエゴ ルチアーニ検察官は、クリスティーナ副大統領に対し、懲役12年を求刑した。また、公職に就く資格をはく奪し、5億3210万ペソの財産を没収することを求めた。ルチアー二検察官は、クリスティーナ副大統領が、大統領当時、建設業に経験のない元銀行員のラサロ バエスを、上記のサンタクルス州の数十億ペソの公共事業の請負業者に指定し、工事を行わせ、その代金の一部をマネーロンダリングして、副大統領側に還元させたと説明し、「裁判官の皆さん 今がその時です。汚職か正義です。」と述べた。

この求刑後、クリスティーナ副大統領の邸宅のあるレコレータ地区には、副大統領の多数の支持者が集合し、求刑に反対の声を上げた。

フェルナンデス大統領は、クリスティーナ副大統領に「最も深い愛情と連帯」を表明し、副大統領に対する司法迫害を否定する政府の公式声明を発表した。

セリヒオ マッサ経済相も、これは刑法と責任の原則の枠組みを変更する危険な前例になると非難した。その他多くの大臣や州知事も求刑に反発している。

この求刑に対する弁護側の反論は、9月5日より開始される。

投稿者 荒尾保一

ルチアー二検察官

 

集合した支持者